ストレートティーでは多すぎる。

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静かにクオリティを上げ続ける名店。あさくま本店のプライムリブステーキを食べました。

 こんにちは。今回は愛知県にあるステーキのお店、あさくま本店へ行ってきました。

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 あさくまは、一時期急速な店舗展開によって勝負に出たのですが、どうにもクオリティがついてこないわファミレスの低価格競争に巻き込まれるわでぱっとしないまま撤退を余儀なくされた、いわば東京チカラめしの先輩のような過去がありますが、この本店は時代の流れをストップさせた様な雰囲気と高級ステーキ店ならではのサービスで安定の人気を誇っています。最近は再度勝負をかけた全国展開、またサラダブッフェなどのトレンドを取り入れた新店舗も展開。これも順調に行っているようで、昔からのファンとしては嬉しい限りです。今回は、最近ご無沙汰だった本店へ行ってみました。

 年明け間もない時期だったので、開店と同時に入店したにも関わらず既に予約でほぼ満席。何とかテーブルを分けて座ることが出来ました。

 この本店は昭和レトロの様な製作物のレトロ感を超越し、老舗だけが持つ年季の入った、しかし清掃はされている非常に良い雰囲気がありますので、ぜひ一度体験していただきたいと思います。

 メニューを見ている間にも、団体さんがガンガン通り過ぎていきます。これはあと少しでも遅れていたら入れなかった。。。と思いながら限定メニューのUSプライム・リブステーキをスープ・ライスセットで注文です。

 と思ったら、数分も経たない内にスープが到着。正月商戦に、スタッフの皆さんも気合の入り方が違います。最近はコーンスープも美味しいものが増えましたが、私の美味しいコーンポタージュのベンチマークは、やはりこのあさくまのコーンポタージュです。コーン粒の新鮮な甘さとクリーミーさのバランスの良さは、本当に見事なものです。

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ステーキにあわせるためにはこれより薄いと存在感が無く、これより濃厚になってしまうとステーキと合わせてくどくなってしまいます。一緒に写っているのはライスの付け合せ用のもろ味噌(金山寺味噌)としば漬けです。こちらも、ステーキというよりビフテキを食べている!という雰囲気を更に高めてくれます。

 

 

 さて、スープを飲み終わるとステーキの到着です。ミディアムで注文しましたが、改めてミディアムでピタリと調節された外見に驚きました。

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 表面は程よくカリカリに焼き上げられ、中心は生ではなく、ギリギリのピンク色、実際にナイフを入れてもサクサクと心地よくナイフが切れ込み、中はふわりと肉汁が蓄えられています。正直、こんなに良く焼き上げる実力をあさくまが持っているとは思いませんでした。これならフレンチのロティにも負けません。肉を理解し、おいしく焼き上げようとする信念を感じました。味ももちろん、申し分ありません。醤油ベースのステーキソースにUSビーフの肉質がよく合います。先日、いきなりステーキを食べた時に、これだけの肉をこの値段で提供できるのか!と衝撃を受けましたが、あさくまのこのステーキも200gスープライス付きで4000円行くか行かないかだったと思いますので、この肉質とゆったりと雰囲気ある店内で食事ができるメリットを鑑みると、いやいやどうして、負けていないと思います。

 

いかがでしたでしょうか。久々に訪れたあさくまでしたが、老舗の伝統あるサービスはそのままに、肉質と調理技術は確実に向上していました。お正月なので贅沢してしまいましたが、あさくまは学生ハンバーグなど安価な満腹メニューも充実していて、普段は私もそれを頂いてます。雰囲気がありながら間口の広めな、よい店だと思います。

 

 

ごちそうさまでした。